「就活失敗し、自殺若者が急増」を読んで

塾長

2012年05月08日 21:34


 (散歩道で見つけた一番鮮やかな色のツツジ)

 就活に失敗し、自殺する若者が急増、4年で2.5倍に!

 たしかに、まず就職することが人生のスタートかもしれない。

 だれしも「働く」ことを通して、それぞれの人生を築いていく。

 働きながら悩み、苦しみ、泣き、笑い、怒り、いろいろな体験を経て人は成長していく。

 そして、その途中で良きパートナーを見つけ、結婚し、子供を育て、豊かな人生を

 築いていくものだ。


  それが、第一段階の就活でつまずき、自らの可能性をすべて自らの手で

 閉ざしてしまう。なんとせつないことだろう。なんと脆い存在だろう。

 人間は、肉体的苦痛には強いが、精神的苦痛には弱い、と言われる。

 そう思うが、就職口が見つからないという現実が自らの命、可能性を断ち切ってしまうほどの

 精神的苦痛になるとは私には理解できない。今年がだめなら来年があるし、

 願う就職でなくとも、とりあえず職種を広げて考えるとか、ランクを落としてみるとか、

 最悪、今年はアルバイトで頑張ってみようとか、次善の道を選択すべきである。


  就活で失敗することが、即、人生に幕を自ら落とすようなことにならないような

 タフな精神を学生時代に養ってほしい。
 

関連記事