「就活失敗し、自殺若者が急増」を読んで
(散歩道で見つけた一番鮮やかな色のツツジ)
就活に失敗し、自殺する若者が急増、4年で2.5倍に!
たしかに、まず就職することが人生のスタートかもしれない。
だれしも「働く」ことを通して、それぞれの人生を築いていく。
働きながら悩み、苦しみ、泣き、笑い、怒り、いろいろな体験を経て人は成長していく。
そして、その途中で良きパートナーを見つけ、結婚し、子供を育て、豊かな人生を
築いていくものだ。
それが、第一段階の就活でつまずき、自らの可能性をすべて自らの手で
閉ざしてしまう。なんとせつないことだろう。なんと脆い存在だろう。
人間は、肉体的苦痛には強いが、精神的苦痛には弱い、と言われる。
そう思うが、就職口が見つからないという現実が自らの命、可能性を断ち切ってしまうほどの
精神的苦痛になるとは私には理解できない。今年がだめなら来年があるし、
願う就職でなくとも、とりあえず職種を広げて考えるとか、ランクを落としてみるとか、
最悪、今年はアルバイトで頑張ってみようとか、次善の道を選択すべきである。
就活で失敗することが、即、人生に幕を自ら落とすようなことにならないような
タフな精神を学生時代に養ってほしい。
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