2012年03月05日
プロフィール

・昭和21年 富士市に生まれる
・昭和45年 公立中学校英語教員に採用される。
・昭和61年度文部省英語教育指導者研修(筑波)
・平成元年度文部小英語教育指導者海外研修(USA)
・海外ホームステイ経験3回(USA)
・県中学校学力診断調査(英語)作成委員長・副委員長を歴任
・出版文化会発行の英語問題教材の監修
・平成19年3月沼津市立大岡中学校を最後に37年間の教師人生にピリオド。
・妻と2男1女の父親。趣味は囲碁、ドライブ。
若い時は熱血教師とよく言われたが、今は単に「涙もろい人間・・・」と自他共に認めている。
<私の思い>
教師の効果は、子どもの能力・性格、子ども取り巻く環境、教材の良し悪し等いろいろな要素が
あるが、最後はやはり一人ひとりの子どもを育てる教師の教育力で決まるといっても過言ではない
だろう。なぜなら、いつも子どもに直接接している教師だからである。
教師の 「教育力」 とは、突き詰めれば子どもの 「やる気」 を育てる力である。
私の経験では、知能指数が優れている子が必ずしも勉強ができるとは限らない。
勉強ができる子どもとは勉強することに喜びを感じ、その結果 「やる気」 を持った子どもである。
「やる気」 を心に育てた子どもこそが、其の能力を精一杯発揮しようとするのである。
そうした意味では、授業中の子どものちょっとしたひらめき、その子どもなりのささやかな
努力を教師は見逃してはならない。それを見つけ、ほめてやることができるかどうか、それこそが
「やる気」を育てる原点である。賢い母親は、自分の子どもの良さを見つけ、それをタイミング
よくほめてやって「やる気」を上手に育てている。
学校の30名数名の生徒を対象とする一斉授業では、一人ひとりの子どもの「ちょっとした
ひらめき」「ささやかな努力」を取り上げ認めてやることは不可能である。教師はどうしても出来の
良さの目立つ生徒や、逆に悪い面で目立つ生徒に目が向いてしまう。多数の子どもに一斉に
教える授業ではどうしても限界があるのである。
よく他の強化に比べて、「英語は難しい」「英語の勉強は面倒くさい」等、マイナス面が強調される
が、私に言わせると単に英語の勉強をしたくない弁解のように感じる。
彼らは英語学習への興味や「やる気」を失っているのである。
なぜ、興味ややる気を失ったのか。彼らは大半は英語の授業中これまでほとんど認められたり、
ほめられたりしたことがなかったに違いない。それは塾でも同じである。大勢の生徒を扱っている
授業形態ではそれを教師に要求するのは物理的・時間的に無理であろう。
笹山学園
塾長:笹山 一進
住所:静岡県富士市平垣本町6-38
TEL:0545-61-1287
