2012年04月24日
「空腹が人を健康にする」を読んで・・・
この本の応援ではないが、「一日1食のすすめ」は、なかなか説得力があった。
人類が今のように、特にお腹が空いていなくとも、1日3食を食べるように
なったのは、人類史上からするとそれほど遠いことではないようだ。
人間は、空腹と寒さに耐えてここまできた。遺伝子的にそのようになってる
とのこと。空腹でお腹が「グー」となる状態を作ることが健康と美しさの源だと、
この著者は訴えている。医者でいろいろな知識と自分の経験をもとに
分かりやすく書かれている内容は、いっきに読める。
是非一読を勧めたい。 PS:添付写真は散歩道で見つけた「牡丹」の花。
2012年04月17日
「尖閣諸島を都が買い上げ」を読んで
東京都石原知事が、「尖閣諸島を買い上げる予定である」との記事を読んだ。
中国の近年の怪しげな行動などを、懸念しての対抗処置だと考える。
尖閣諸島は歴史的に見ても、明らかに日本の領土(とのこと)。
海洋資源など、いろいろ理由はあろうが、日本にとっては手放せない価値のある諸島であろう。
だが、地図を見ると、明らかに台湾に限りなく近い。
北方領土の4島問題も同じで、ロシアは第2次世界大戦の終了時のどさくさに
4島を占領し、いまもって変換しようとしない。地理的にみても歴史的にも、
明らかに日本の領土であるのは間違いない。
変な話だが、日本、中国、ロシアが互いに譲り合って、尖閣諸島は中国に、北方領土4島は
日本にと、ならないかな~。無理だろうね~。
2012年03月13日
「被災者が富士で念願の塾」を読んで
東日本大震災と福島原発の事故で福島県浪江町から富士市に避難してきた
堀川さんが、やっとのことでなんとかここ富士市で学習塾を開くことが
できた、とのニュースが3月12日の静岡新聞夕刊に掲載されていた。
学習塾ということでは、私にとっては競争相手になるのであるが、
彼のこれまでの困難・辛苦に想いを馳せると、なんとか頑張ってもらいたいと願う。
人生は、自分が必要と認められたとき、より輝きを増してくるもの。
大人も子供も、その点については同じであろう。
また、他人の不幸を自分の痛みとして感じ取れる感性・人間性を
どの社会も、市民だれもが持っていてもらいたいものだと思った。
2012年03月01日
ザックジャパンの実力
昨日は、ザックジャパンとなでしこジャパンの2つのサッカー試合を
見た。
ホームでウズベキスタンチームに負けた試合は、正直言ってがっかりした。
サッカーの試合は、よく「必ずしも強いチームが勝つとは限らない」
なんて言われる。
日本チームのほうが断然強いかのようなイメージをマスメディアを
通して私たちは持たされていたのかも知れない。
日本中が、勝ってほしいという「願望」と勝つという「現実」を一緒にしてしまっていた。
実力は日本とたいして変わらない相手であったと思う。日本が勝っても
ウズベキスタンが勝っても、なんら不思議なことではなかったのに、
日本中が「日本が当然勝つ、勝たなくてはならない」と試合前から
決めていた感じがした。(私を含めて)
マスコミの力は大きい。ぜひ、ファンにこびることなく、
いつも冷静、公平、客観的な情報を流してほしい。
2012年02月13日
あの市長は立派!
島田市の「がれき処理」について市長の裁断に多くの市民が反対している。
東日本大震災の地震と津波によって壊滅した市や町の「がれき処理」のことだ。
放射能で汚染されているかもしれない「がれき」を、市の焼却炉で処理したりすると、
子供たちや自分たちの健康被害が懸念されるとか、地元生産農家の商品がいわゆる
「風評被害」を受ける危険性があるなどと市長の意向に真っ向から反対している。
そこで、市長は「実際に焼却してみて、放射能の危険性があるのかどうか実験してみよう」
と提案した。立派! 全国のどの自治体の長もこの島田市長の心意気を汲んでほしいものだ。
私に言わせれば、「がんばろう日本!」など今回の大震災に対して日本国民みんなが
痛みを共有し、互いに助け合ってこの国難を乗り越えていこうという時に、
「健康被害が出たらどうしてくれるのだ」「風評被害の賠償をしてくれるのか」など
自分たちのことだけを優先する地域住民エゴがむき出しで、不快である。
せめて震災に遭われた東北の人たちの厳しい状況に思いを馳せ、
「もし放射能の問題がクリアーするなら協力しよう」と言ってほしかった。
よく「市民感覚」などと言われて、市民の意見や感情を取り入れることの重要性を
説いている論調を目にするが、市民感覚はいつも絶対正しいものだとすることは、危険があることを
この島田市の「がれき処理問題」は教えてくれているように思えた。